年齢を重ねるにつれ歯を失ってしまうことも多くなりますが、定期的に歯科医院での検診を受けている方は80歳で平均16本の歯が残っているデータが出ています。一方検診を受けていなかった方の平均は7本です。定期的に検診を受けておくことにより、治療が必要となっても早期治療を行うことができ、歯を失ってしまうほど重症化する前に治療を終えることが出来ます。年を取っても自分の歯で快適に食事を行っていくためには、痛みがなくても定期的に検診を受けることをお勧めします。

虫歯の治療では削った箇所に詰め物や被せ物を施すことがほとんどですが、詰め物や被せ物は経年劣化により少しずつ破損し歯との隙間が出来てしまう場合があります。この部分から虫歯になると、裏側から進行していってしまうため、気づいた時には重症化していることがほとんどです。定期的に検診を受けておくことにより、このような虫歯の再発を見逃すことなく、症状の軽い状態から早期治療を行うことができます。